会長挨拶

Neurosurgery Kinki 2022 Spring Meeting
会長 米澤 泰司
(阪奈中央病院)

皆様方におかれましては未曾有の新型コロナウイルス感染拡大の中、大変困難な状況下で日々の診療に従事されていることと存じます。ご尽力されている全ての医療従事者の方々に心より敬意を表します。

さて、この度は伝統ある第81回日本脳神経外科学会近畿支部学術集会、第84回近畿脊髄外科研究会の合同開催としてのNeurosurgery Kinki 2022 Spring Meetingの会長を拝命し大変光栄でございます。この会は各御施設で経験された貴重な症例を共有する場として、また若手医師の登竜門的な発表の場としての役目を果たしながら、私ども近畿地区の脳神経外科の医療技術の向上に大きく寄与してきたことと思います。コロナ禍において、他流試合的な要素を持つ多くの研究会が中止に追い込まれたり、発表できても十分な討論がなされ難いという事が常態化している中で、この会の果たす役割はますます重要な位置付けとなっていることと思います。地方会には全国学会とはまた異なった意義があり、診断や治療技術の多様性に大きな広がりを見せる今日、症例報告にこそ重要なメッセージが込められていると強く認識しております。

企画といたしましては医療の均てん化に関するシンポジウム、エキスパートの先生方の手術手技、戦略が見て汲み取れるようなスポンサードセミナーや特別講演、そして教育セミナーを計画しております。脳外科魂の琴線に触れるような会となることを、参加者の皆様方にとって有意義な会となることを願っております。

会期は2022年4月2日(土)、会場はライフサイエンスセンター(大阪府豊中市)を予定しておりますが、新型コロナウイルス感染の状況を見ながら適切な開催方法を検討してまいります。会員の皆様方からの多数の演題応募、ご参加を心よりお待ち申し上げております。

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