第19回前期家族性腫瘍セミナー 実行委員長
鈴木 茂伸 (国立がん研究センター中央病院眼腫瘍科 ・遺伝子診療部門)
同 準備委員長
坂本 裕美 (国立がん研究センター研究所遺伝医学研究分野・遺伝子診療部門)
山内 泰子 (川崎医療福祉大学医療福祉学部・大学院医療福祉学専攻遺伝カウンセリングコース)
日本家族性腫瘍学会では、1998年より家族性腫瘍セミナー(旧:家族性腫瘍カウンセラー養成セミナー)を毎年開催し、遺伝性のがんに関する最新の研究と、これを診療に応用するためのセミナーを開催してきました。本年のテーマは「小児の遺伝性腫瘍:網膜芽細胞腫・Li-Fraumeni症候群を中心に」です。頻度の低い疾患ですが、いずれも細胞周期に関与する重要な遺伝子が原因であり、遺伝性腫瘍のプロトタイプとして理解しておく必要があります。小児の遺伝性腫瘍としての特徴・留意点・論点についても触れようと思います。また本年4月に「網膜芽細胞腫の遺伝子診断」が保険収載され、今後遺伝カウンセリングの機会が増えることが期待されるため、勉強するよい機会と考えます。
日本家族性腫瘍学会では、がんや家族性腫瘍に携わる医療従事者の自己研鑽と医療の向上を促進するため、2012年4月より家族性腫瘍コーディネーター・家族性腫瘍カウンセラー制度(FCC制度)をスタートさせています。この称号は学会員として3年以上経過していることおよび本セミナーの3回以上の受講が必須要件となっています。さらに本セミナーの受講は「臨床遺伝専門医」、「日本がん治療認定医機構」の受験あるいは更新、「認定遺伝カウンセラー」の更新、その他の専門・認定制度資格の受験・更新に必要な研修単位としても利用可能です。ただし、これらの単位取得にはセミナー二日目に開催されるロール・プレイ演習までの参加が必須となっていますのでご注意ください。
平成26年度から平成28年度までの3年間、ゲノム医療における人材育成に関する研究の実施を目的として厚生労働科学研究委託費「メディカル・ゲノムセンター等におけるゲノム医療実施体制の構築と人材育成に関する研究」班との共同研究として家族性腫瘍セミナーを東日本と西日本で年2回開催する予定です。本年度の第19回後期家族性腫瘍セミナーは2017年3月3日から5日に川崎医療福祉大学(倉敷)にて開催の予定です。また前期と後期の2回のセミナーはほぼ同一内容のため、セミナー参加による研修単位の取得は同一年度に開催されたセミナーにつき1回分のみを有効とさせていただきますので、ご注意ください。
日時 | 2016年8月19日(金)午前から21日(日)午前 |
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会場 | 国立がん研究センター築地キャンパス(東京都中央区築地5-1-1) |
テーマ | 小児の遺伝性腫瘍:網膜芽細胞腫・Li-Fraumeni 症候群を中心に |
定員 | 130名(予定) |
費用 | セミナー参加費 30,000円、懇親会参加費 3,500円(予定) |
受講対象者 | 医療・福祉に関わる職種の方、認定遺伝カウンセラー、遺伝や腫瘍に関係する研究者やこの領域に関わる企業関係者、遺伝医療を目指す学生 |
主なカリキュラム | 遺伝性腫瘍総論、小児遺伝性腫瘍(網膜芽細胞腫・Li-Fraumeni 症候群など)の診断・治療の要点、遺伝カウンセリング、ロール・プレイ、小児遺伝性疾患一般における出生前診断を取り巻く諸問題の紹介など |
受講申し込み | インターネットでのオンライン受付とします。
(※申し込みは締め切りました。) |
主催 | 一般社団法人日本家族性腫瘍学会 |
問い合わせ先 | 一般社団法人日本家族性腫瘍学会 家族性腫瘍セミナー事務局 (有限会社トータルマップ内 担当:飛松由紀子) 〒675-0055 加古川市東神吉町西井の口601-1 E-mail: seminar-jsft[at]totalmap.co.jp( [at] は半角アットマークに置き換えて下さい) TEL: 079-433-8081 / FAX: 079-433-3718 お問い合わせ受付時間:平日9時30分~17時30分 |